MOS資格は無駄?取っても意味がない?
「MOS資格を取っても無駄」と考えている人がいます。結論から言うと、無駄ではありません。
なぜそうなのかをこの考えの人に聞くと「履歴書に書いても意味がないから」という理由です。
確かに入社したい会社にMOS資格があるからと言って、採用されるわけではありませんし、
MOS資格を持っていない人もその会社では採用されていることでしょう。
先日、某大手の人事に勤めている友人に会いました(誰もが知っている会社です)。
その友人が採用面接の際に必ず聞くことの中に、「パソコンの使用歴」を聞くとのこと。
そうすると、たいていの人は「ある程度できます」と答えるとのことです。
ただそのある程度がどのくらいなのか、人によって違います。
中には入社後にパソコンが全く使えなかった、入力も遅く、メール送信も出来なかった事もあったそうです。
そして今の時代、中途採用者の研修に「パソコン研修」が含まれている会社は稀です。
新卒でも「パソコン研修」がある会社も少なくなっていますが、
中途採用となれば「即戦力」が求められます。
友人のその会社は、今は「パソコンの試験」を導入しているとのことです。
その試験で規定得点以上を取らないと、配属部署を変更したり、採用しないケースもあるとのこと。
ただしMOS資格を持っている人は、この「パソコン試験」は必要なしだそうです。
今の時代ですから、よほどお年を召した方でなければ「MOS」を知らないという人はいません。
特に人事をやっている人で「MOS」を知らない人は、ほぼいないと思います。
実際私もアルバイトや社員の採用に長い間携わってきましたが、
履歴書に「MOS」と書かれていると、「この人はある程度、ExcelやWordを使える」と分かります。
またMOS資格は、資格取得を目標にする場合もありますが、
実は今からWordやExcelを習いたいビキナーの方にも、おすすめしている講座です。
なぜなら「基本的な操作から応用まで」、一通りのことは出来るようになるからです。
初めてMOS勉をしたとき、仕事ではパソコンを使えるし、
誰よりも効率の良いやり方を知っている私でした。
でも「え、こんな機能、やり方あったの?」
と気づかされたことも多くあります。
初心に戻れとは違うかもしれませんが、案外MOSをやると、
もっと効率の良いやり方(機能)に出会える可能性もあります。
MOS勉をして「損をする」ことはありません。